注文住宅のコストダウンを実現する10の秘訣!理想の家を予算内で実現!

注文住宅で予算内に理想の家を建てる!建築費を抑える10のコツと注目のポイント
- 夢のマイホームを建てたいけど、予算が足りるか不安…
- コストを抑えつつ、理想の家を諦めたくない!
注文住宅の建築で予算オーバーに悩む方は少なくありません。
理想を追求しすぎて予算意識が薄れたり、費用の内容を把握できていなかったりすることにあります。
注文住宅の費用を抑えながら理想の家を建てるための10のコツを詳しく解説していきます!

- 注文住宅にかかる主な費用の内訳
- 建築費を抑えるための具体的な10のテクニック
- 削ってはいけない重要なポイント
なぜ予算オーバーが起こるのか?

理想を追求しすぎて予算意識が薄れる
マイホームへの強い思いが、予算オーバーの原因になってしまうことがあります。
注文住宅では、間取りや外観、内装など自分の希望を形にできるため、欲しい設備を際限なく取り入れがちです。
広々としたLDK、最上位モデルのキッチンやお風呂、吹き抜け、全館空調、床暖房などのこだわりをすべて盛り込むと、予算オーバーは避けられません。
- 明確な予算上限を設定し、工務店と共有する
- 要望に優先順位をつける
- 将来の暮らし方を考慮し、必要な部分にコストをかけ、不要な部分は削減する
理想の家を追求することは大切ですが、現実的な予算管理も同様に重要です。自身の財政状況をしっかりと把握し、優先順位を付けることで、理想と現実のバランスを取った家づくりが可能になります。
費用の内訳を把握できていない
建物本体の工事費だけでなく、付帯工事やオプション費用など、多岐にわたるコストが発生します。
例えば、アイランドキッチンを導入する場合、本体価格だけでも100~200万円程度かかり、さらに設置工事費用が30~50万円追加されることがあります。
標準仕様に含まれていると思っていた設備が実はオプション扱いであった場合、その分の費用が別途請求されることも少なくありません。
- 見積もりを詳細に確認する: 標準仕様とオプションの区別を明確にし、それぞれの費用を把握しましょう。
- 工務店と十分に打ち合わせを行う: どこまでが基本料金に含まれるか、追加費用が発生するポイントはどこかを確認してください。
- 優先順位を設定する: 必要不可欠な設備とそうでないものを整理し、コスト配分を最適化しましょう。

建物以外の費用への認識不足
家を建てる際には、建物本体の価格だけでなく、土地購入、給排水設備、地盤改良、外構工事、住宅ローン手数料、引っ越し費用など、多岐にわたる費用が発生します。
項目 | 概算費用 |
---|---|
土地購入費 | 1,000万円~5,000万円 |
給排水設備工事 | 50万円~150万円 |
地盤改良工事 | 50万円~300万円 |
外構工事 | 100万円~500万円 |
住宅ローン手数料 | 10万円~30万円 |
引っ越し費用 | 10万円~50万円 |
- 建物本体以外の費用を事前に調査し、リストアップする
- 工務店や不動産業者に詳細な見積もりを依頼し、隠れた費用を洗い出す
- 予算に10~20%の余裕を持たせ、想定外の費用に対応できるようにする
- 優先順位をつけ、必要不可欠な費用と削減可能な費用を明確にする
注文住宅のコスト構造を知る

注文住宅にかかる主な費用とは?
1. 本体工事費用
建物本体の建築に関わる費用で、総費用の約70%を占めます。3,000万円の注文住宅の場合、約2,100万円が本体工事費用の目安となります。
2. 付帯工事費用
建物本体以外の工事にかかる費用で、総費用の約20-25%を占めます。同じく3,000万円の注文住宅の場合、600-750万円程度が付帯工事費用の目安です。
3. 諸経費
総費用の約5-10%を占め、3,000万円の注文住宅では150-300万円程度が諸経費の目安となります。
土地取得費用のポイント
地域別の土地価格相場
都市部と地方、同じ都道府県内でも地域によって土地価格に大きな差があるため、予算計画を立てる際には地域別の相場を把握することが重要です。
順位 | 都道府県 | 基準地価平均(円/m²) | 坪単価平均(円/坪) | 変動率(%) |
---|---|---|---|---|
1 | 東京都 | 117万6,810 | 389万284 | +6.03 |
2 | 大阪府 | 40万6,390 | 134万3,440 | +3.47 |
3 | 神奈川県 | 32万4,951 | 107万4,218 | +4.12 |
4 | 京都府 | 28万177 | 92万6,205 | +2.42 |
5 | 愛知県 | 23万4,155 | 77万4,067 | +2.79 |
- 希望エリアの土地価格相場を事前に調査する
- 予算に応じて、都心部か郊外かを検討する
- 同じ地域内でも、駅からの距離や周辺環境によって価格が変わることを考慮する
- 土地取得費と建築費のバランスを考え、総予算の30-40%程度を土地取得費の目安とする
建築費を抑えるための10のコツ

コツ1:建物の形をシンプルにする
箱型(キューブ型)の住宅は、外壁面積が最小限に抑えられ、材料費や施工費を削減できます。設計や施工が容易になるため、工期も短縮できます。
- 正方形や長方形の箱型住宅
- 切妻屋根や片流れ屋根などのシンプルな屋根形状
- 凹凸の少ない外観デザイン
- 外壁の表面積を最小限に抑える
- 内部の間取りもシンプルに設計する
コツ2:床面積を小さく、広がりのある設計に
- 2階建ては、平家や部分2階建てよりも屋根や基礎部分の面積が少なくて済むため、建築費が抑えられます。
- 床面積は狭くても、窓を大きくすることで空間を広く見せることができます。
- 土地いっぱいに家を建てるのではなく、余裕を持たせた設計を心がける
コツ3:間仕切りやドアを減らし、開放的な空間をつくる
- 子ども部屋に仕切りを設けず、本当に必要になった場合に増築する
- パントリーなどの収納スペースの扉を減らす
- 1・2階を吹き抜けにする
- 窓の数を必要最小限に抑える
- 一般的な引き違い窓を選ぶ
- 個室の収納をロールスクリーンで仕切る
- 多目的に使える開放的な空間を設計する
- 将来の家族構成の変化を考慮した柔軟な設計を心がける
コツ4:水回りを近くにまとめる
- トイレを1つ増設すると、約50万~60万円のコストアップになります。
- 水回りをまとめることで、生活動線も便利になり、掃除の手間も減ります。
- キッチン、浴室、洗面所、トイレなどの水回りを可能な限り近くに配置する。
- 上下階の水回りの位置も揃えて設計する。
- 将来の改修を考慮し、収納スペースを水回りの近くに確保する。
コツ5:和室をつくらない
- 和室の新設費用:約25〜100万円(6〜8畳)
- 畳の表替え費用:約3〜5万円(6畳)(畳の貼り替え周期:約10〜15年ごと)
- 障子の張替え費用:約1〜5万円(障子の貼り替え周期:約2〜5年ごと)

和風の雰囲気を出したい場合は、リビングに小上がりを設けるなど、部分的に和の要素を取り入れる
将来的なメンテナンス費用も考慮に入れて、総合的なコストパフォーマンスを判断する

コツ6:収納を少なくまとめる
- ウォークインクローゼットの新設費用:20万〜80万円程度
- 壁面クローゼットの新設費用:10万〜50万円程度
- 扉の取り付け費用:8万円〜15万円程度
- 収納スペースを一ヶ所にまとめ、ウォークインクローゼットや大型の壁面収納を設置する
- デッドスペースを活用し、階段下や屋根裏などに収納を設ける
- 見せる収納を取り入れ、オープンシェルフなどを活用して空間を広く見せる
- 将来の変化に対応できるよう、可動棚や調整可能なハンガーパイプを採用する
コツ7:素材を絞り、仕上げ材で調整
- 木製の階段を選び、大工工事に含める。施工費用を削減できます。
- 無垢フローリングは㎡あたり約8,000円以上ですが、挽き板や突き板は約4,000〜6,000円程度から入手可能です。
- DIYはコスト削減につながる可能性がありますが、技術や経験が求められるため、慎重に検討する必要があります。

仕上げ材の選択と素材を適切に選択することで、品質を維持しながら建築費を効果的に抑えることができます。
長期的な耐久性やメンテナンス性も考慮に入れ、バランスの取れた選択をしましょう。
コツ8:造作工事を減らして既製品を活用
- システムキッチン: 既製品のため、設置するだけで済み、工事にかかる日数が大幅に短縮されます。
- ユニットバス: 工場で作られたパーツを現場で組み立てるため、在来工法よりも工期が短くなります。
- カスタマイズ: 既製品に面材を変えるなどの手を加えることで、造作風に見せることも可能です。造作風に見せたい場合は、面材や色合いを工夫して個性を出す。
コツ9:DIYや施主支給を取り入れる
- DIYの実例: クッションフロアの貼り替えや壁紙の貼り替え、得意な人は収納棚の製作等を自分で行うことで、数万円から十数万円のコスト削減が可能です。
- 施主支給: お施主様がネットなどで安く材料を購入し、それを施工業者に提供する方法です。タオル掛けやトイレットペーパーホルダーなど、トラブルが起きにくいアイテムを選ぶと良いでしょう。
- DIYでできる作業をリストアップし、自分のスキルに合ったものから始める。
- 施主支給を検討する際は、トラブルが起きた時の対処法を事前に確認する。
- 施主支給品は、取り付け工事に影響が少ないアイテムを選ぶこと。
- 工務店としっかり相談し、自分が見つけた材料を手配してもらう方法も考慮する。

施主支給やDIYはコスト削減につながりますが、事前に工務店との相談や計画が重要です。
トラブル時の責任所在が不明確になることがあるため、慎重に進めましょう。
コツ10:住みながら家を完成させる
最初から全てを完璧に仕上げようとすると、余計なスペースや設備にコストがかかります。コツ3でお話ししたように、中・長期的な視点で必要な空間を考え、実際に必要になった時に対策をすることで、無駄な出費を防ぐことができます。
- 将来のスペース確保: 「この空間を○○の部屋に…」といった希望がある場合、最初から余分なスペースを設けず、必要になった時に仕切りを設ける。
- 家族構成の変化: 子どもが増えることを見越して部屋を用意するのではなく、実際に必要になった時に対応する。
削ってはいけないポイント:大切な設備3選

断熱材で空調コスト削減
- 長期的な視点を持つ: 初期投資は高くても、光熱費の削減効果を考慮し、長期的に見て経済的な選択となるようにする。
- 快適な室内環境: 断熱性能が高いと、室温が安定し、急激な温度変化によるヒートショックや健康障害を防ぐことができます。
高品質な断熱材の導入は、一時的なコストがかかるものの、長期的には光熱費の削減や快適な住環境の確保につながります。住宅の性能向上によって得られるメリットは計り知れないため、ぜひ検討してみてください。
セキュリティ設備で安心な生活を確保
- 防犯ガラス: 強化されたガラスで、侵入者の侵入を遅らせる効果があります。泥棒は侵入に5分以上かかると約7割が犯行を諦めるため、防犯ガラスは効果的な防犯対策となります。
- テレビ付きインターホン: 来訪者の顔を確認できるため、不審者が来た場合でも安全に対応できます。子どもがいる家庭では、居留守を使うこともできるため、防犯面での安心感が増します。
家族の安全を守るための重要な投資です。初期費用を抑えようと安易に削減するのではなく、安心できる住環境を整えることも大切です。
プライバシーと防犯のための外構工事
- プライバシーの保護: 塀やフェンス、植栽を設置することで、外からの視線を遮り、庭や室内のプライバシーを守ることができます。これにより、リラックスできる空間が確保されます。
- 防犯効果: 高さや形状に配慮した塀やフェンスは、侵入者が乗り越えにくくなるため、防犯対策として効果的です。人感センサー付きの照明や防犯砂利を敷くことで、さらに安全性が向上します。
外構工事は、単なる見た目の問題ではなく、安全で快適な住環境を整えるための重要な要素です。プライバシーと防犯のために最低限の外構工事は必須であり、安心して暮らせる家づくりには欠かせません。
まとめ:理想の注文住宅を手に入れるためのステップ

無駄を省きつつも機能を充実させる設計
業者選びのポイント
適切な業者選びは、注文住宅の成功に繋がります。予算内で理想の住まいを実現するためにも、自分に合った業者を見極めていきましょう。
複数住宅メーカーの一括見積ができるのがタウンライフ家づくりです。
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まとめ:注文住宅の夢を叶える!知識と工夫で理想の家を実現しよう
「なるほど、これは使えそう!」と思える内容があったなら嬉しいです。知識と工夫を駆使して、自分たちのライフスタイルに合った理想の家づくりに挑戦してみてください。

予算内で理想の住まいを実現するためには、しっかりとした計画と情報収集がカギとなります。
あなたの夢のマイホームが実現することを心から願っています!