アイ工務店の自由設計は本当に1cm単位?【評判・間取りの強みと注意点】

家づくりを考えるとき、多くの人が惹かれるのが「自由設計」です。中でもアイ工務店は間取りを1cm単位で調整できると評判で、SNSでも「おしゃれで自分らしい家が建てられる」と話題になっています。

「SNSで見たおしゃれな家って本当に再現できるの?うちは狭い土地だから間取りの自由度が気になる…」
自由度が高いからこそ、うまく活かせる人と後悔してしまう人に分かれてしまいます。

口コミや評判をもとに、アイ工務店の自由設計の強みと注意点を徹底解説します。
実際にできること・できないこと、向いている人と向かない人、打ち合わせ前に準備すべきことまで具体的に紹介。読めば「自分の理想に本当に合うのか」を判断できるはずです。
- アイ工務店の自由設計でできること・できないこと
- 間取り1cm単位の調整の実態と評判
- 打ち合わせ前に準備すべきポイント
アイ工務店の自由設計は1cm単位で可能だが注意点もある

アイ工務店の自由設計は、例えるなら「オーダーメイドのスーツ」に近いです。
体型に合わせて1cm単位で袖や裾を調整できるように、間取りも家具や家電にピタッと合わせられます。
ただ構造的にNGが出ることも。つまりアイ工務店は「細部までこだわる人」にはピッタリですが、「広さのインパクト」を重視する人には少し物足りない可能性があります。
実際にできること(間取り・収納・家具家電に合わせた調整)
- 冷蔵庫の横にゴミ箱をジャスト50cmで並べる
- ダイニングテーブルと壁の距離を椅子を引いても70cm確保
- 本棚の高さに合わせて天井を数cm上げる
こんなミリ単位のわがままも通るのがアイ工務店の強みです。他社が「それは難しいですね」と言う場面でも「じゃあ壁を1cm動かしましょうか」と提案してくれるのは、施主にとって大きな安心です。

スキップフロアや1.5階・小屋裏など「遊び心のある空間づくり」も得意。
狭い土地でも収納や書斎を増やせるので、まるでレゴブロックで自分の城を組み立てるような感覚が味わえます。
できないこと(大開口・大空間は苦手)
とはいえ、できないこともあります。
6mを超えるような大開口リビングや、3台並列のビルトインガレージは苦手分野。木造で支える以上、柱や壁をゼロにするのは難しいからです。
「広さ=正義!」という発想で進めると、耐震性に影響が出る可能性もあるので要注意。
大空間を望むなら鉄骨メーカーの方が得意、という割り切りも必要です。
向いている人/向かない人
- 家具や家電を基準に「ビタ合わせ」したいこだわり派
- スキップフロアや小屋裏など、遊び心ある空間を楽しみたい人
- 「普通の間取りじゃ物足りない」と感じる人
- 吹き抜けや大開口リビングに憧れる人
- 打ち合わせは最小限で済ませたい人
- 全館空調を前提に考えている人
アイ工務店は「細部をコントロールして自分仕様にしたい人」に向いています。逆に「ドーンと広いリビング!」といった迫力を求めるなら、別のメーカーを検討するのが賢明です。
アイ工務店の自由設計の強み

パーソナルモジュールとは?【1cm単位の間取り調整】
アイ工務店の代名詞ともいえるのがパーソナルモジュール。
簡単に言うと「壁を1cm単位で動かせる仕組み」です。

「え、1cmって意味あるの?」
→ 実はめちゃくちゃ大きいんです。
たとえば通路をあと5cm広げるだけで、ベビーカーやキャリーケースがスッと通れるようになる。逆に2cm狭めれば収納の棚がピタッと収まるなど。
ほとんどのメーカーが30〜50cm単位でしか動かせない中で、この自由度は大きな差別化ポイント。

「1cmなんて誤差でしょ」と思っていた人が、打ち合わせで寸法を測り直すと「全然違う!」と驚くケースが多いんです。
家電・家具に合わせたビタ合わせ設計が可能
この自由度を一番活かせるのが「ビタ合わせ設計」。つまり、置きたい物から逆算する間取りづくりです。

「冷蔵庫の横にゴミ箱を2つ並べたいんだけど、どうしても収まらなくて…」

「じゃあ壁を3cmずらしましょう。これでシンデレラフィットしますよ」
こんなやり取りが普通にできるのがアイ工務店の面白さ。
- 椅子を引いた状態で70cm確保できるように調整
- ソファとテレビの距離をベストな視聴距離にセット
- ゴミ箱のフタがちゃんと開くスペースを確保
暮らしのストレスをミリ単位で解消できるって、体験した人しかわからない満足感なんです。
スキップフロア・1.5階・小屋裏活用で空間を積める
自由設計の面白さは「横」だけじゃありません。
縦方向の遊び心もたっぷりです。
- スキップフロアでちょっと目線を変えた空間に
- 1.5階や2.5階を作って、限られた土地でも居住面積を拡張
- 小屋裏を快適に保ち、書斎やシアタールームとして利用

「え、ここ1.5階?ちょっと秘密基地みたいでワクワクする!」
展示場に行くと「同じ間取りがほとんどない」と言われる理由はここにあります。アイ工務店は、空間をレゴブロックのように積み上げていける設計力があるからです。
実際の評判・口コミ

「細かく調整できて満足」というポジティブな声
アイ工務店の自由設計を実際に体験した施主からは、「細かく調整できて本当に便利だった」という声が多く寄せられています。
「冷蔵庫の幅に合わせて壁を動かしてもらったおかげで、キッチンがスッキリ収まりました」

「クローゼットを数cm広げてもらえただけで、収納力が大幅に変わりました」

「1cm単位の調整」という強みを最大限に活かすと、日常生活の小さなストレスが消え、暮らしやすさに直結します。
「担当者によって提案力に差がある」という注意点
一方で、口コミでは「担当者によって差がある」という声もよく見られます。
「こちらから細かく伝えないと、普通の提案しかしてもらえませんでした」

「担当の設計士さんがすごく提案上手で、打ち合わせが楽しかった」

つまり、自由度の高さは「担当者の提案力」によって満足度が大きく左右されるということ。
SNSや実例写真で再現性が高いデザイン
アイ工務店のもう一つの魅力は、SNSや実例写真での再現性の高さです。
InstagramやPinterestには「#アイ工務店」で建てたおしゃれな家が多数投稿されています。壁紙をグレーにしたり、黒系のキッチンや間接照明を使ったりと、シンプルでクールなデザインが得意。
「展示場で見たデザインをそのまま再現できました!」

「打ち合わせで写真を見せたら、ほぼ同じように仕上げてもらえました」

SNS時代において「見たままを再現できる安心感」は大きな強みであり、イメージを言葉にするのが苦手な人でも、写真や投稿を参考に提案を受けやすいのが特徴です。
注意点とデメリット

木造ゆえに大開口・ビルトインガレージには不向き
アイ工務店の自由設計は魅力的ですが、木造軸組工法ならではの制約もあります。
その代表例が「大空間・大開口」に弱い点です。
鉄骨メーカーでは6m以上の吹き抜けや、車を2〜3台並列できるビルトインガレージを得意としますが、木造では構造的に難しく、無理をすると耐震性が下がるリスクがあります。

大空間にこだわるよりも、適度な広さで快適性を重視する暮らしに向いているといえるでしょう。
自由度が高い=打ち合わせ時間も長くなりやすい
「壁を1cm動かせる」ほどの自由度は大きな魅力ですが、裏を返すと打ち合わせで決める項目が非常に多いということ。
寸法・動線・収納を一つずつ相談していくため、完成度は高まりますが、人によっては「考えることが多すぎて疲れる」と感じるかもしれません。
スムーズに進めるには、事前に
- 家具・家電のサイズを測る
- 優先順位をリスト化する
- SNSや展示場で「好きな実例」を保存しておく
といった準備をしておくのがおすすめです。
標準仕様・オプションの境界を事前に確認しておく必要
もう一つの注意点は、標準仕様とオプションです。
性能面はトリプルガラスやダブル断熱など充実していますが、追加費用になるケースがあります。
例えば…
- 床材 → 「突板・シート張り」が標準、無垢材はオプション
- キッチン → 高グレードを選べるが、ブランドや仕様によって差額が発生
- 外壁 → 18mmサイディングは標準だが、より厚みのあるタイプは追加費用

「標準だと思っていた設備がオプションで、見積もりが予算を超えてしまった」
契約前に標準仕様リストを必ず確認し、どこからがオプションになるのかを把握しておくことが、コスト管理のコツです。
打ち合わせ前にやるべき準備

家電・家具の寸法を測ってリスト化しておく
アイ工務店の魅力である「1cm単位の自由設計」を最大限に活かすには、置きたいものの寸法を事前に把握しておくことが欠かせません。

「冷蔵庫やベッドのサイズを測っていたおかげで、ぴったり収まる間取りにできました」
冷蔵庫・洗濯機・ソファ・ベッドといった大物に加え、意外と見落としがちなのがゴミ箱・収納ケース・ワゴンなどの小物。これらも計測してリスト化しておけば、打ち合わせ中に「ここに入る?」「あと3cm足りない…」と迷わずに済みます。
電子メジャーを持って展示場で自分に合う寸法を確認
展示場や見学会は「雰囲気を楽しむ場」ではなく、生活寸法を体感して計測する場に変えましょう。

「リビングの天井が高くて心地よかったので測ったら2m60cm。自分に合う数字がわかりました」
チェックしたいポイントは…
- 廊下や通路の幅(ベビーカーや家具の搬入を想定)
- 階段の段差(上り下りが楽かどうか)
- 天井の高さ(開放感と音の響きのバランス)
電子メジャーがあれば、「この寸法が心地よかった」と数値で持ち帰れるので、打ち合わせ時に根拠ある要望として伝えられます。
要望シートに「ここだけは譲れない」を明記
自由設計だからといって、すべてを叶えようとすると予算オーバーや設計の複雑化につながります。

「希望を全部伝えたら見積もりが跳ね上がってしまい、優先順位を整理するのが大変でした」
そこで役立つのが要望シート。
- キッチンの広さは最低限この寸法
- 子ども部屋は将来仕切って使えるようにしたい
- ゴミ箱スペースは必ず確保したい
といった「譲れない条件」を3つ程度明記しておくと、打ち合わせが長引いても判断基準を見失いません。
他社との比較で見える位置づけ

「完全自由設計」をうたう工務店との違い
地元工務店や中小規模メーカーの中には「完全自由設計」を売りにする会社もあります。確かに間取りの自由度は高いですが、デザイン性や標準仕様の充実度では差が出やすいのが現実です。

アイ工務店は大手並みの保証・設備の充実度を確保しつつ、工務店のような細かい調整力を両立しているのが特徴。
アイ工務店は「完全自由設計」のフルオーダーと、大手メーカーの安心感のちょうど中間に位置するといえます。
一条工務店やセキスイなど大手との比較(自由度 vs 性能)
一条工務店やセキスイハイムと比較すると、強みの軸が異なることがわかります。
- 一条工務店 → 業界トップレベルの性能(断熱・気密・太陽光など)が売り。ただし間取り自由度は限定的。
- セキスイハイム → 工場生産による高精度・高耐久が強み。ユニット工法のため間取りの自由度は低め。
- アイ工務店 → 業界トップ性能ではないが、自由度とデザイン性が高く、性能も水準以上。
このように「性能を極めたいなら一条やセキスイ」「自由設計を活かしたいならアイ工務店」という棲み分けができます。
⇨ 無料で複数のハウスメーカーを比較見積もりをしてみる(タウンライフ公式)自由設計にこだわるなら確認すべき比較ポイント
「自由設計が売り」のメーカーを比較するときは、次のポイントを確認しておくと失敗しにくいです。
- 寸法の調整 → 1cm単位か、30cm単位か
- 構造の自由度 → 木造軸組か、ユニットか、鉄骨か
- 保証の充実度 → 大手並みの長期保証がつくか
- 設備グレード → 標準仕様でどこまで高品質なものが入るか

アイ工務店の自由設計は大きな魅力ですが、実際に検討するときは「他のメーカーと比べてどうか?」を確認しておくことが欠かせません。
そこで活用したいのが タウンライフ家づくり。
希望条件を入力するだけで、全国600社以上のハウスメーカー・工務店から間取りプラン・資金計画・土地提案を無料で受け取れるサービスです。
- アイ工務店と他社の間取り自由度を比較できる
- 標準仕様やオプションの違いが見積もりでわかる
- 営業担当者との相性も、資料や提案内容で事前に把握できる

「自分の要望に対して、アイ工務店だけでなく他メーカーの提案も一度に届いたので、比較がとても楽でした」
まとめ:自由設計を活かすなら

アイ工務店は「こだわり寸法派」に最適
アイ工務店の自由設計は、他社にはない1cm単位の調整が可能です。
家具や家電をビタ合わせできるため、暮らしの小さなストレスを消せる家づくりに強みがあります。
「自分に合った寸法で暮らしたい」「空間を積み重ねて個性を出したい」という人にとって、アイ工務店は有力な選択肢となるでしょう。
複数メーカー比較で「本当に合う家」を選ぶのが安心
自由設計に魅力を感じても、最終的に選ぶべきは「自分と家族のライフスタイルに合うかどうか」。
アイ工務店だけでなく、一条工務店やセキスイハイム、地元工務店などとも比較して検討するのがおすすめです。
比較をしたい方は、タウンライフ家づくりのようなサービスを活用すれば、条件に合った間取りプランや資金計画を複数社からまとめて受け取れます。
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